ゲッペルスと私を見てきた感想 一部ネタバレ
岩波ホールで上映中の「ゲッペルスと私」、すごく良かったです。
彼の下で働いていた女性があの時代を語るドキュメンタリー映画。
最初の数カ月は、ひたすら黙るだけ
何も語らなかったという彼女。
この映画を撮り終えたあと、103歳でなくなったそうです。
彼女はこの世に神なんていない
悪魔はいるけど
正義なんてないと言ってました。
昔、遠藤周作先生の本を読みふけってた時代が合って。
悪魔がテーマになってる作品がすごく多かった。
悪魔って何って思った??って思ってた
でも、この作品をみて、
あの時代は悪魔が大きなテーマだったのかもと思いました。
あと、ドリフターズのことも思い出した。
長さんがえばるけど、みんな全然言うことを聞かない。
あの時代を体験した人たちは、
あんなふうにえばる人の言うことを聞かない状況を笑える状況に
自由を感じてたのかも。
戦後、彼女は5年間強制収容所で生活します。
あのガス室でお湯のシャワーを浴びるのが楽しみだった。
開放されて、あそこで何が合ったか知ったと。
2時間中、大半彼女が語る映画だったけど、
とにかく、あっという間。
良い時間が過ごせました